金沢箔について

金沢箔とは、金を10000分の1〜2ミリほどの薄さにまで打延ばしたものを言い、金箔、銀箔、プラチナ箔、洋箔、アルミ箔の5種類あります。全国の金箔総生産量の99%を占めるのは、ここ金沢であり、上澄、銀箔、洋箔については100%を占めています。金沢箔の薄さの特徴を活かして古くから装飾品や伝統工芸品などの芸術性を高める材料として親しまれてきました。近年では、日用品や、美容・食用品、建築と活用範囲を広め、普段から目にする機会が増えてきています。

金沢箔の種類と金箔の合金比率

金沢伝統箔

金沢箔の種類

金沢伝統箔(縁付箔)
400年以上の歴史を持つ、金沢の伝統箔です。古くから神社仏閣の建造物として、また、仏壇、仏具、織物の金糸、漆器の沈金、蒔絵、陶磁器の絵付、金屏風、金看板、金文字、鍍金など多くの美術工芸品に欠くことの出来ない重要な資材として大きな役割を果たしています。今では食品や化粧品など幅広い分野で活用されています。
断切箔
断切箔は、昭和40年以降に近代的かつ効率的な手法により生み出された金箔です。パルプを原料としたグラシン紙の表面に、カーボン(炭素)粉末を懸濁した溶液を塗布し、乾燥したものを打ち紙とします。一度に大量生産が可能であることから流通が増えています。
銀箔
織物用銀糸や金属糸、扇子、襖紙、壁紙、表具、水引などの各種工芸品、そして製薬用にと幅広く利用されています。
プラチナ箔
純プラチナを箔同様薄く延ばして生産されます。白金(はっきん)箔とも呼ばれます。
洋箔(真鍮箔)
銅と亜鉛の合金から作られます。用途は、額縁、襖紙、壁紙をはじめとしてあらゆるインテリア産業の分野で、また、表装、製本、印刷、仏具などにも使われています。
アルミ箔
純粋なアルミ地金からつくられ、襖紙、壁紙、印刷、装飾、または千代紙用としての押紙や、織物用銀箔の代用に役立てられています。

純金箔合金表
金箔には色の定義があり、以下のように定められています。純金の品位を99.99とする(石川県箔商工業協同組合)
  • 純金箔
    純金箔
    純金99.999%…
  • 純金五毛色
    純金五毛色
    純金98.912
    銀0.495
    銅0.593
  • 純金一号色
    純金一号色
    純金97.666
    銀1.357
    銅0.977
  • 純金二号色
    純金二号色
    純金96.721
    銀2.602
    銅0.677
  • 純金三号色
    純金三号色
    純金95.795
    銀3.535
    銅0.670
  • 純金四号色
    純金四号色
    純金94.438
    銀4.901
    銅0.661
  • 三歩色
    三歩色
    純金75.534
    銀24.466